【滝行は】主が筋トレで見習いを改心させた【親友の証】
1:CCP
そろそろ心労が凄いから誰かに聞いてほしい
2:筋トレ審神者
スレタイどういうことなの・・・
3:筋トレ審神者
っていうかスレ主マッマかよおおおおおおおおおおおお!
いつも美味しいご飯有難うございます
4:CCP
>>3 それは君の本丸の言ってあげてね
きっと喜ぶから
まずは僕たちのスペックからだね
CCP
長船派の祖の太刀
本丸の中では練度は高い方
最近は短刀達の練度上げの為に内番や本丸内の仕事をしてることが多い
元ブラック本丸
主
引継ぎ審神者。僕たちの二代目の主
20歳の女の子
背は小さ目だけど本丸に来る前に山に籠って半年修行してたおかげで歴史修正主義者も倒せる
武器は何故かお玉とフライパン。刀装は重歩兵上×2
霊力は多くはないけれど春風のような穏やかな霊力
趣味は筋トレと、山伏君と一緒に行く山籠もりの修行
見習い
本丸にやってきた見習い
主と同い年と言っていたけど細くて年下に見えた
非常にオドオドしているというか臆病
乗っ取る為に本丸に送り込まれてきた
最初に言っておくけど、彼は自分の意志で乗っ取ろうとしていたわけじゃない
だから見習いを悪くいうような発言は控えてほしい。主は今も彼と友人として連絡を取っているから
主が見習いを悪く言っちゃいけないって言っていたし、僕らも魂の質を見れば彼が根っからの悪人じゃないことは分かったから乗っ取り未遂に関しては全部許してる
まあ見習いの親族は許してないんだけどね
5:筋トレ審神者
何処からツッコめばいいんだよ・・・
っていうかみっちゃん元黒本丸出身・・・
6:筋トレ審神者
あれ?何か審神者ちゃんのスペックに見覚えが・・・気のせいか?
7:筋トレ審神者
んんん?何か訳あり見習いか?
8:CCP
簡単に説明すると
見習いが本丸にやってくる(この時点で呪具の臭いがあったから警戒していた)
↓
乗っ取りの気配もなく真面目に研修を受ける見習い
↓
暫くして夜中に呪具の臭いが立っては消える、と言うのが繰り返される
↓
また少しして見習いが泣きながら土下座
↓
政府の上の方に居る両親にここを乗っ取れと言われたが自分には出来ない。呪具を何度か使おうとした。どのようにでも処分してほしい
↓
僕達全員(一人除く)怒るが主がそれを宥めて見習いを立ち上がらせる
↓
「一緒に修行してすっきりするっすよ!」
↓
見習いが山伏修行に目覚め、臆病だった性格も明るくなり、両親に反抗
↓
立派な審神者になりますと旅立って行った
って感じかな
9:CCP
本丸も無事だったし、見習い君も無事審神者になれたし良い事だらけだよ?
でも久しぶりに山伏君監修の修行を一緒にやった主がはしゃいじゃって滝行し続けてるんだよ!!
僕の心労を考えてほしいんだけど!
「腹筋割れたっすよ!」って凄いいい笑顔で腹筋見せられた僕の気持ち分かる!?
女の子が!そんなこと!しちゃいけません!
10:筋トレ審神者
あああああああああああああああ、思い出した!!
いつだったかブラック本丸引き継いだってスレ立てしてた山籠もりの本丸じゃねえのこれ!!
お玉とフライパン装備の審神者が二人も三人も居てたまるか!
11:筋トレ審神者
あいつかあああああああああああああああ!!
元気そうで何よりです(白目
腹筋割れたって何・・・次は秘奥義でも習得するつもりか?
12:筋トレ審神者
有名人?
13:CCP
主ってば何を報告してるのorz
>>12 僕が聞きたい
14:筋トレ審神者
有名人、ではないだろ
スレ立て2回しててどっちもスレタイでは!?ってなったくらいで・・・
2回目で神隠しフラグが立って本人が現時点ではへし折ったくらいで・・・
ツッコみどころしかなかったな、あれは
15:筋トレ審神者
どういうことなの
16:CCP
お願い!主を止めたい!
腹筋を割りたいならそれはそれで止めないけど、短刀を背中に乗せて腕立て伏せとか本格的過ぎると思うんだよ!
下手すると山伏君や江雪君と一緒に精進料理しか食べなかったりするんだよ!?
山伏君だって本来なら女人禁制のはずなのに主の熱意に負けて鍛練し合う仲にまで発展したし!
17:筋トレ審神者
いまつるちゃんが喜ぶ姿が目に浮かびますな>短刀を背中に乗せて腕立て
18:筋トレ審神者
そもそも山伏の修行についていける時点で可笑しい
19:筋トレ審神者
CCP、山籠もりのそれは多分治らないタイプの病気だ
人格矯正は俺たちには無理
20:筋トレ審神者
っていうかCCPは何が嫌なの?
山籠もりの筋トレ自体は嫌じゃないんだろ?
もしかして山伏とずっと一緒に居るのとかか?
21:CCP
一日中本丸裏手に設置した滝行用の滝に打たれてることかな
22:筋トレ審神者
予想外過ぎた
23:筋トレ審神者
何なの?山籠もりは何を目指してるの?
24:CCP
僕が知りたいよ・・・
主に触発されて短刀達も滝行始めるし、ちょっと筋肉ついてきて一期君がショック受けてるし
そういう修行がしたいならいいよ?でも周囲を巻き込むのは止めてほしいんだよね!!
―――
泣きながら土下座をする見習いを見て、彼らは皆殺気立っていた。
彼らは一度人間の手で地獄を見た。そして人間の手ですくい上げられた。
そんな今をこの人間は壊すのか、と。
「主殿」
「分かってるっすよ」
そんな空気を気にもせずに立ち上がったのは本丸の主たる女と近侍の刀だった。
女が一歩踏み出すと畳が少しだけ音を立てる。
ビクリ、見習いが震える。
「自分は、君が呪具を持ち込んでることも、使おうとしてたことも知ってたっすよ」
「・・・え」
見習いは音が立ちそうな勢いで顔を上げる。その顔には疑問が浮かんでいる。
「でも、君はそんな事出来ない優しい子だって分かってたっす。自分には兄弟がたーくさん居るっすからね。人を見る目はあるっすよ」
まるで母のように笑う女に、見習いは声を上げて泣き出す。
ごめんなさい、ごめんなさい。
立ち向かう勇気がなかったんです。
言われるがままに来てしまったんです。
女は見習いを抱きしめると小さな子供にするようにぽんぽんと背中を叩く。
「皆、今回は自分も分かっていて呪具を見逃したっす。だから、彼を許してほしい。彼は悩んだ末にこうして自ら謝罪を口にした。自分はその気持ちを踏みにじりたくない」
敬愛する主にそう言われてしまっては、許すしかないではないか。
あまりにもズルいその物言いに加州は口をとがらせる。
「見習い君。さ、立つっす」
「・・・はい」
女はにっこりと笑うと見習いの腕を取る。
「まずは思いっきり体を動かすっすよ。久しぶりにみんなで鬼ごっこするっす!」
「え・・・あ・・・え?」
皆そろって騒ぎながら鬼ごっこをして、やがて疲れたのか見習いは地面に座り込む。
「楽しいなぁ」
ボロボロと涙を零しながら見習いはぼそりと呟く。
「こうやって人と遊ぶのってすごく楽しい事なんですね。初めて知りました。皆俺に変に気を使うんだ。そんなことしてほしいわけじゃないのに、普通に接してほしいのに」
「うん、うん。分かってるっすよ」
「先輩、お願いします。もう一度俺に審神者としての研修を受けさせてください。俺は一から、自分の初期刀と一緒に頑張っていきたいです。誰かの努力を踏みにじってまで、手に入れたいなんて思いません」
深々と頭を下げる見習いに近寄ったのは鶴丸だった。
「確かに呪具を使おうとしたこと、使っては消していたことは許せない・・・が、俺らの敬愛する主様は君を許すと言った。それに君の魂は穢れちゃいない。君がやり直したいというならいくらでもやりなおせるさ」
鶴丸の言葉に見習いは大声を上げて泣き始める。
その嗚咽の中にはありがとうとごめんなさいが混じりこんでいる。
「それなら研修再開っすね!」
女の言葉に、見習いははい!と大きな声で返事を返した。
それから見習いは女や山伏と共に「まずは体を鍛えるところから」と筋トレを始めるようになった。
一体彼の両親はどんな教育をしてきたのだろうか。
挨拶は人の目を見てしましょう。食前と食後の挨拶をしましょう。
そんな基本的な事から、料理の基本など刀剣男士を交えて様々な事を教えていく。
最初の内はビクビクとしていた見習いも、筋トレの効果か教育の効果か少しずつしっかりとした面が見え始まる。
「見習い君は刀装作りが凄い上手っすねぇ。自分は苦手だから羨ましいっすよ」
「え・・・、ほ、本当ですか!?」
手の中の金色の玉を握りながら見習いは女と今日の近侍を交互に見る。
「ああ、大将の言う通りだ。大将は不器用だからなー」
「厚・・・ほんとのことっすけど!!うう、酷い」
がっくりと大げさに肩を落とした女を見て、厚と見習いは声を上げて笑い出す。
「俺、初めてです。こんな風に誰かと笑ったりするの。本当に先輩のおかげです」
「そんなことないっすよ。これは君の努力の結晶っす」
途中で乗り込んできた見習いの両親は濁りきった魂で早く乗っ取れだの、刀剣男士なんて物なんだからなどと喚いていたが、刀剣男士達が怒りを露わにするよりも、見習いが父親を殴る方が早かった。
彼らは立派な神様だ。
人の体を持ち、人の心を持つ自分たちと変わらない存在だ。
何も知らないくせに勝手なことを言うな。
刀剣男士達は見習いの魂が轟々と音を立てて燃え上がるのを見ていた。
それは何とも美しい青い色をした炎で彼の怒りに呼応するように炎は強くなる。
彼らは、見習いがここに来た頃とは比べ物にならない程に強くなったのだと確信する。
女が見習いを見捨てていたら、彼はきっと今頃周囲の重圧に潰されて心が死んでしまっていただろう。
女の担当が監察官を連れて見習いの両親を連れて行く。
緊張が切れたのか見習いはその場に座り込む。
「へへ・・・やってやりました。言ってやりましたよ」
短刀達がわあわあと見習い様格好良かったですよ!とはしゃぎながら彼を取り囲む。
「見習い君、君の両親は他にも余罪があったようっす。・・・多分、実刑になるっす」
「いいんです。あの人たちが牢に入ることで助かる人もいるはずですから」
そう言う見習いの顔は吹っ切れた男の顔をしている。
「では、これにて君の研修は終わりになるっすよ」
「・・・はい。寂しいですけれど。終わりは来るんですよね」
そういう見習いの言葉に女はきょとんとした顔で首を傾げる。
「本丸が落ち着いたらいつでも遊びに来るっすよ。まあ実家とでも思ってくつろいでくれればいいっすから」
女はふわりと微笑むと、見習いも自分の大切な「兄弟」だと伝える。
「・・・はい!!」
そうして見習いは自分の本丸へ旅立って行った。
餞別として「山伏国広」の器を持って。
―――
「貴方が器だという事は分かっています。ただ、人間の独り言をどうかお聞きください」
女は魂の器に向かって語りかける。
自分の兄弟である見習いの事を。
彼は心優しい子だ。
それは誰も分かっている。
けれど優しいだけではいけないのだ。
「だからどうか、貴方が顕現したときは、どうか自分の兄弟をお守りください」
―――
94:CCP
見習い君が初期刀とうちからの餞別の山伏君を連れて遊びに来たよ・・・
【主らしき女の後姿と見習いが何やら話している写真。すぐそばには山姥切国広と山伏国広が二組いる】
95:筋トレ審神者
細くて年下に見えてオドオドしてたってウソだろ!?
96:筋トレ審神者
山伏監修の修行すげえ・・・普通にがっちりさんじゃねえか・・・
っていうか山籠もりも凄い綺麗な筋肉の付き方してるな・・・